1、罠による狩猟免許について
現在のこの中山間地の農業においては鳥獣対策の柱の一つでもあります「檻」によるわな猟は必要不可欠のものであります。この狩猟免許の取得にあたっては、新規免許取得時に
(1) 初心者講習会費用として4,000円
(2) 一週間後の試験時に5,200円
(3) 医師の診断書費用5,250円
が必要です。
また秋には
(1) 狩猟登録料8,200円と手数料で約10,000円
(2) 猟友会入会金及び会費で18,500円~23,000円
であわせて約28,000円~33,000円が必要となります。
加えて檻の製作に60,000円~100,000円(県と市で1/2の補助金)が必要になります。
私が申し上げたいのは、これらの費用がかかる上,毎年狩猟免許の更新時に県へ約20,000円の登録料が必要なわけです。
この中山間地の農業は今や鳥獣被害で危機的な状況にあります。耕作地を荒らさないように、また、何とか農作物を生産するために本当に涙ぐましい努力をされています。例えば年間に鹿2頭を捕獲した場合、時期にもよりますが、24,000円として射殺を猟友会の方にお願いします。人によっては幾らか謝礼をされている場合もあります。その上更新時に20,000円必要となれば何も残らないわけです。それどころかマイナスになってしまいます。数多く捕獲される方はあまり問題にならないかもしれませんが、それにしても、やむをえず捕獲をされている方々から見れば大きな負担であることは間違いありません。
県に改正を求めるとともに市としても支援を考えられないかと思いますが、いかがでしょうか。
農産物の被害防止に向け、市としての支援策を講じ、あらゆる方面から対策を講じます。県にも要望していきます。