平成22年12月議会一般質問【3】うつ病対策について - 山本雅彦 主張と政策
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平成22年12月議会一般質問【3】うつ病対策について

うつ病対策についてお伺い致します。

(1)わが国にはうつ病患者の方が約250万人いると推計されています。
そしてこのうつ病に罹る患者も日本人の約15人に一人と言われております。我が国の自殺者は年間3万人を超えおり、1998年から毎年3万人を超えています。うつ病はその大きな要因の一つであり深刻な社会問題にもなっているのが現状であります。自殺の原因、動機として「健康問題」(63.3%)が圧倒的に多く第1位であります。第2位は「経済。生活問題」(31.5%)「家庭問題」(16.2%)と続いています。この中で1位の「健康問題」の内訳は病気の悩み。影響(うつ病)がトップで41.3%です。
つまり自殺対策はうつ病対策が重要になっていることが分かるわけです。
しかもうつ病と診断された人の中で、25%しか医療機関に受診されていないということで受診率向上が課題であると言われています。また精神科医が実際にうつ病と診断した患者を調査したところ、それ以前に内科医がうつ病と診断した患者の割合は19.3%というデータがあります。つまり医療機関にかかっていても5人に一人しか適切な診断がなされておらず、精神科以外の医師の精神疾患の診断、治療技術の向上が課題と言われているわけであります。この250万人を我が国の人口の割合で単純に比較すると約50人に一人となります。美作市の人口でみると約600人程度がその症状あるいは怖れがある可能性が出てくるわけです。もちろんそう単純にいきませんがその様に考えて対策を行っていく必要があると考えられます。
そこで本市でのその状況について、またどの程度実態を把握されているかお尋ねいたします。

(2)うつ病に対して正しい知識を患者や周囲の人が持つことが大切であると思います、の為にも広くこの症状を知って頂くことが必要とされます。鹿児島県のある町の取り組みをご紹介いたしますと、この町は人口約25000人で毎年12人前後の自殺者が出て全国平均より上回っておりました。そこで町では保健所と協力して、うつ・自殺対策に取り組みました。

一つには、うつ病の正しい知識や相談の呼びかけ、うつの症状がある人への対応方法などを分かりやすく紹介したパンフレット「こころのお天気だより」(保健所作成)を毎年全戸配布しさらに町民の集会や、高齢者のサークルなど住民が集まる場所に職員が出向き、うつ病や自殺防止への啓発活動をおこなってきました。

二つ目は、町内各地で実施される特定健診や介護予防検診などの会場で、受信者を対象にアンケートに答える形で自分の心の状態を評価する「心の健康診査」(うつスクリーニング)を実施。更に「こころの健康審査」の設問を町の広報に掲載し、気になる人に町役場の相談窓口への来場を促しました。これによって、うつの症状がみられる人を早い段階で知り症状が見られた人を対象に更に一歩踏み込んだ「二次スクリーニング」を行い、うつの症状が深刻化する前に相談や治療の勧めなど支援体制がとれるようにされたようです。こうした取り組みの結果自殺者は半減していったそうです。(表の説明)
これらは一つの取り組み例ですが大いに参考になると思いますがいかがでしょうか。

さらにこの4月から認知行動療法に保険適用が認められ今夏から同療法の実施者を養成する研修も開催さたと聞いております。保健師や精神保健福祉士などの人材の育成も必要になってきますが、美作市も対策を強化しこれらに対応していく必要があると思いますがお考えをお聞かせ下さい。

(市側回答)市として状況を把握して取り組みたいと考えております。
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